ホーム卓球部全国大会への道>チャンスの年
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 ホーム卓球部全国大会への道>チャンスの年      
酒田二中卓球部 全国大会への道
 さて、2005年度は、酒田市立第二中学校男子卓球部にとって(たぶん)最初で最後の「全中」を、しかも上位を狙える年と見られていた。「全中」とは先の「中体連」の最終ステージ、中学生の卓球部員にとっての甲子園である。実際、会場ではその独特の雰囲気に包まれる。包まれるというより飲み込まれるという表現が正しいかもしれない。ただし甲子園と根本的に異なるのは、甲子園は各県の優勝校が集う場であるのに対し、全中へは東北から4チームしか出場出来ないことである。県大会で優勝しても全国大会に行けないチームが必ず発生する。全国大会に出場出来ない県があるということである。
 また、卓球に詳しくない方でも耳にすることがあるかと思うが、青森山田高・中(青森県)や仙台育英高とその附属の秀光中等など、私立で卓球のエリートを全国から集めた学校と同じ土俵で戦わなくてはならない。卓球に少し詳しい方なら更に分かるが、全国で勝ち抜くより東北を勝ち抜くことの方が困難だとも言われている。
 
 話を戻すが、2005年度は山木、林、黒羽と各学年に一人ずつ過去何らかのカテゴリーで全国ランキングを獲得したことのある選手が揃った。公立中学校で(例え直近の年度に限らなくても)全国ランキング保持者が3人揃うことは稀である。というより聞いたことが無い。
 
 男子卓球部は当然の如く地区予選から順調に勝ち進み、全県大会の決勝を迎える。相手は全国ランキング保持者のスーパーエース鈴木を擁する長井南。案の定、ここで決勝戦の重圧からか2勝2敗で、もつれにもつれた最後の5番勝負となった。
 黒羽(当時酒田二1年)が渋谷(同長井南3年)相手に巧みなコース取りで2セット先取。一気に押し切るかと思われたが、後が無い渋谷が3セット目を奪い返す。4セット目黒羽10−8渋谷となり(もちろん決勝戦自体に)王手をかけるも粘る渋谷が再逆転し5セット目へ突入。最終セットも終始黒羽がリードするが最後の最後に逆転され、フロアに泣き崩れる黒羽と歓喜の渋谷他長井南のメンバー。主将山木が見せた初めての涙が物語るように、決勝戦には魔物が棲んでいる。酒田二初の全県初制覇ならず、無念の準優勝に終わる。   →次へ
 
1.はじめに
2.チャンスの年
3.2005年東北大会
4.2005年全中大会
5.2005年全日本選手権
6.2006年県初優勝
7.2006年東北・全中
8.そして今