山形県酒田市立

松山中学校

Matsuyama Junior High School
7.ホウズキ、エノコログサ、ツユキサ、セイタカアワダチソウ
ホオズキ(鬼灯、酸漿)
2009/10/08
ホオズキ(鬼灯 酸漿)

 ナス科の多年草。果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から「頬突き」と呼ばれるようになったといわれています。平安時代には鎮静剤として利用されており、現在も咳や痰、解熱、冷え性などに効果があるとして、全草を干し煎じて飲む風習がある地方があつようです。毒性があるので多用は禁物とのこと。日本では仏事用、観賞用として、日本文化に溶け込んでいます。本校ボイラー室前のコンクリートの隙間で、たくましく自生しております。その強健さを見習いたいと思います。花言葉は「不思議」。
エノコログサ(狗尾草)
2009/10/08
エノコログサ(狗尾草)

 イネ科の1年草。「いぬころ草」が語源で、穂の形が子犬の尾に似ているという意味です。ネコジャラシとも呼ばれます。英語ではエノコログサ属の植物を Foxtail grass と呼んでいます。キツネの尻尾草であり、着眼点は日本人と一致していますネ。日本人にはキツネよりイヌの方が身近な存在だったということでしょう。刺毛が紫色ものもがあり、ムラサキエノコロとして区別することがあるようです。花言葉は「愛嬌」。古くから子供たちの遊び道具としても活躍してきました。
ツユクサ(露草)
2009/10/08
ツユクサ(露草)

 ツユクサ科ツユクサ属として独自性を保ちながら、アジア全域、アメリカ東北部など世界中に広く分布するようです。花弁の青い色が「着」きやすいことから、「着き草」と呼ばれ、これが転じて「ツユクサ」になったという説もあるようです。花のの青い色素は、着いても容易に退色するので、古くは染め物の下絵を描くための絵具として用いられたようです。花言葉は「恋の心変わり」。色褪せるからでしょうネ!中学校の理科授業「気孔の観察」で大活躍します。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
2009/10/08
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

 キク科の多年草。北アメリカ原産で、明治末期に切り花用の観賞植物として導入されました。酒を醸造するときの泡立ちに見立てて名付けられたようです。昭和40年代には猛烈に繁殖し、民家の高さまで成長したといわれます。その背景には、モグラうやネズミが糞など肥料となる成分を土中に蓄積していたことがあげられるようです。現在はモグラやネズミが駆除されてきたことによって、土中に肥料成分が蓄えられなくなり、派手な繁殖が少なくなりつつあり、それほど背の高くないものが多くなっているようです。花言葉は「生命力」。グランド北側の斜面に群生しています。
 
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