山形県酒田市立

松山中学校

Matsuyama Junior High School
10.フユノハナワラビ・パンジー・ビオラ
フユノハナワラビ(冬の花蕨)
2009/11/07
フユノハナワラビ(冬の花蕨)

 ワラビの名が付いていますが、ハナヤスリ科というグループで、ワラビとは科が異なります。林の中の日だまりのようなところに生える多年草で、秋になってからにょきにょきと伸びはじめ、11月には黄色い胞子のうを付けます。これが花のように見えることからハナワラビの名が付いたようです。「寒蕨」「冬蕨」ともいうようです。
 10月頃から冬までの期間、十分に光合成ができるためには、草があまり生育していないか、刈り取られる場所である必要があります。したがって人里では、時折草が刈り取られるものの、人があまり踏みつけないような、極めて限られた場所で生息します。なんと、本校グランド北側に群生していました。山野草としてポット苗420円で流通しているようです。雪をかぶっても逞しく生き続けていくことでしょう。純米吟醸「はなわらび」は、この植物だったのですね!
パンジー
2009/11/09
パンジー

  ヨーロッパ原産で、すみれ科の一年草。フランス語で「思想」「思い」のPansee(パンセ)に由来して名付けられたようです。蕾の下向きかげんが、物思いにふける人に似ているからとのこと。
 日本には幕末の1864年に渡来。昭和36年には「パンジークラブ」が結成され、品種改良に力を入れ、現在では日本で改良された種類が外国に輸出されるほどになっているようです。
本来は、冬に咲きにくい花ですが、ドイツで耐寒性の品種が生まれ、世界中に広がったようです。
 内郷地区で苗を販売されている方から、安価で購入させていただきました。雪をかぶったパンジーは丈夫になります。試練や困難を乗り越えて、逞しく成長していく姿に学びながら、厳しい冬を乗り切りたいと思います。
 4月下旬まで、色とりどりの花を生徒玄関で咲かせてくれることでしょう。
ビオラ
2009/11/09
ビオラ

 パンジーの一系統で、冬の草花の代表格でもあります。ヨーロッパ原産のスミレを種間交配した園芸種で、花は小輪ですがパンジーより野生種に近く強健なのが長所であります。花言葉は誠実。
 植物全般、タネができると株が弱って花つきが悪くなるので、こまめに花がら摘みをすることが、長く花を楽しむポイントになります。水やりは表面が乾いていたら、たっぷりと与えます。ボランティア委員の皆さん、ヨロシクね!
 
本校ホームページの情報および著作権は、酒田市立松山中学校に帰属します。
ページ中の記事や画像の無断転載、二次利用を禁止いたします。