 2010/05/10 |
カキドウシ(籬通し)
シソ科の植物で、匂いをかぐとシソ特有の香りがします。道端や野原に生える多年草で、茎がつる状に伸びて、「隣の垣根を越える」ところからこの名前がついたといわれています。4月〜5月に唇のような形をした薄紫色の花を咲かせます。 江戸時代、徳川家康が本で研究し、小児のひきつけや熱、疳の虫(かんのむし:虚弱体質)の特効薬として用いたのが始まりのようです。生薬名は葉がコイン型をしていることから「連銭草」といいます。他に「疳の虫を取る薬草」という意味のカントリグサの名で親しまれ、小児の妙薬として定着しました。
現在では、血糖値を下げる作用や、体内の脂肪を溶解させる作用があることが科学的にわかり、高級茶として販売されているようです。 |
 2010/05/11 |
オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)
ヨーロッパ原産のナデシコ科の植物。日本には江戸時代頃に帰化したようです。葉の形がネズミの耳に似ている(?)ことから「ミミナグサ」と名付けられたようです。オランダという国名がついているのは、江戸時代のオランダとの貿易で、輸入品に種子が混じって渡来したと推測されるからです。
春に見られるありふれた雑草で、白い小さな花もあまり目立ちません。軍手をつけて草取りをしていると、手にくっつくような感じがするのは、全体に毛や腺毛が多いからです。花言葉はナント「純真」。 |
 2010/05/11 |
キュウリグサ(胡瓜草)
中国や朝鮮半島原産のムラサキ科の植物で、日本全土に分布しています。葉をもむとキュウリに似た臭いがすることから名付けられたようです。古くは薬草として用いられ、「利尿作用」があるとされています。
花言葉は「愛しい人へ」。小さいですが、瑠璃色のとてもキレイな花です。 |
 2010/05/11 |
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
ヨーロッパ原産のシソ科の植物。日本には明治時代に帰化したようです。花の形が「笠を被って踊る踊子」にたとえられ名付けられたようです。葉をもむと、独特の香りがします。是非かいでみてください。
花言葉は「愛嬌」「春の幸せ」。群生すると、まるで兵馬俑のような人の整列した姿に見えます。愛嬌たっぷりに私たちを見守っていてください! |