山形県酒田市立

松山中学校

Matsuyama Junior High School
17.バイカモ、フジ、オダマギ、スズラン

2010/05/20
バイカモ(梅花藻)

 キンポウゲ科の多年草。キンギョモとも呼びますネ。写真は学校近くの総光寺の小川で撮影しました。6月〜8月にウメの花に似た白い花咲かせることから名付けられました。まだ5月なのに、満開です。北海道、本州、九州、朝鮮半島に分布しますが、14℃くらいでチョーきれいな水でないと生育できないことから、今ではなかなか見ることができなくなりました。
 20年ほど前、理科実験で使用するため、遊佐町内の川を探したことがあります。ナント牛渡川上流でやっと発見したことを思い出します。「松山の自然環境はなんてスバラシーんだろう」と改めて実感しました。

2010/05/20
フジ(藤)

 マメ科フジ属の総称で、山野に自生する「ヤマフジ」と一般的な「ノダフジ」があります。蔓(つる)の巻き方が、ヤマフジは上から見て左巻き(時計と反対)で、ノダフジは上から見て右巻き(時計巻き)です。ノダフジ(野田藤)の名は、フジの名所である大阪市福島区野田の地名に由来しています。写真は学校近くの遊歩道で撮影しました。右巻きなので「ノダフジ」でしょうか?
 フジは、花粉症、動脈硬化、糖尿病、メタボなどに有効な働きがあるそうです。蔓は粉末にしてクッキーに!若芽は湯がいて和え物に!花は塩漬けして花茶に!種子はポリフェノールたっぷりで、昔は貴重な糖質として高価で取引されたそうです。花言葉は「歓迎」。

2010/05/20

オダマギ

 北半球原産のキンポウゲ科の多年草。何故かバイカモと同じ・・・?オダマキの名前は、中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環(おだまき)」に、花の形が似ているところから付けられました。花が開いた形と言うより、つぼみの形が苧環に近いと思います。  日本原産のミヤマオダマキと、ヨーロッパ原産の西洋オダマキの2グループに大別されます。ミヤマオダマキは白から紫までの色があり、草丈は20-30cmです。それに対して西洋オダマキは、草丈70cmに達し、花色も赤・桃・白・黄などカラフルです。花は5月〜6月頃の初夏に咲きます。生徒が自宅から持参してくれました。さぞ美しいお庭なのでしょう!ありがとうございます。花言葉は「勝利の誓い」。優勝めざしてガンバロー!


2010/05/20
スズラン(鈴蘭)

 ユリ科の多年草。普通に栽培されるのはヨーロッパ原産のドイツスズランが多いようです。5月に白色の小さな鈴の様な花をつけます。 清らかな芳香があり、香水の原料になります。また、全草に強心剤や利尿剤としての効用があります。花や根に有毒物質を含み、摂取した場合、嘔吐、頭痛、血圧低下などの症状を起こし、重症の場合はナント死に至ることもあるそうです。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあるそうです。見た目と違って、恐ろしい植物なのですね。 花言葉は「清らかな愛・幸福」。
 写真は生徒が自宅から持参してくれたものです。いつもありがとうございます。
 
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