学区の概要

(1)地域性

① 「広野」は、酒田市南端に位置し、旧赤川と京田川の流域に広がる水田地帯として発達しており、酒田市の市街地まで約6㎞である。また、その中央を南北に国道7号線が通っている。
② 広野小学校学区には、大小13の集落があって、中心的産業は農業である。しかし、兼業化の進行や近隣に誘致された企業への就職、遠方の企業への就業や非正規雇用の増加などに伴い、父母の農業以外への就業率が高くなってきて保護者の価値観も多様化してきた。また、国道7号線の4車線化が進行しており、交通量の増大や流れの変化による危険が懸念される。
③ 「広野」は、昭和29年に酒田市に合併し、東田川郡広野村から酒田市となったが、旧広野地域がそのまま広野小学校学区となり、現在に至っている。そのため、地区民の関心も高く、学校教育活動等にも非常に協力的である。
④ PTA、地域共に教育熱心な地区ではあるが、学校・家庭・地域社会との連携を更に密にし、相互理解と協力体制の維持・強化に努めることが大切である。また、地域と協力しながら学区でのあいさつ運動や児童の安全確保の徹底を図り、今後も学校・家庭・地域が手を取り合って努力していく必要がある。
⑤ 全体的には三世代同居家庭が多いが、核家族が多い地区もあり、近年学童保育所に通う児童が増えている。スポーツ少年団や習い事に通う児童も多く、親の生活スタイルの変化もあり、生活リズムを整えることが課題となっている。タイムマネジメントの指導やノーメディアの取り組みにより、時間を大切に、上手に使うようにしていきたい。