校長 鈴木 久美子

 

田んぼの稲が金色に光り輝く季節を迎えました。さわやかな朝に鈴の音が聞こえてきます。
「おはようございます!」と一番乗りの登校班。今日もまた学校が始まります。ありがたいことです。

新堀小学校は、建学の精神に「止善の心」を掲げ、152年という長い歴史をもつ学校です。昔から、地域の皆様と協働した価値ある体験活動を大切に行ってきました。その一つが、敷地内にある「学校田」でのお米作りです。JA、学校田管理運営委員会(PTA)、新堀地区コミュニティ振興会、新堀地区老人クラブ、農協青年部の皆様のご協力を得ながら、毎年続けている活動です。今年も、5,6年生が田植えをした稲が順調に育ち、まもなく稲刈りの日を迎えます。刈り取った稲の一部は天日干しをし、11月にコミセンで5年生が老人クラブの皆様と一緒に脱穀をします。千歯扱き、足踏脱穀機など昔の機械も使って脱穀の体験をする中で、集中すること、協力して仕事をすること、お米一粒一粒を大事にすることなどたくさんのことを学びます。できあがったお米は、給食でいただくほか、11月3日の「止善パークにいぼり祭」で5年生が保護者や地域の方に販売することにしています。きっと、にぎやかで楽しいにいぼり祭になることでしょう。

 このようにずっと続いてきた新堀小学校ですが、来年度(令和9年度)末で閉校することが決まっています。令和15年度の第四中学校区の義務教育学校開校に先立って、十坂小、広野小、黒森小、浜中小と新堀小の5校が閉校・統合し、新しく「酒田市立川南みらい学園」が令和10年4月に開校するためです。現在、第四中学校区義務教育学校設置準備委員会の他にも、5校の統合がスムーズに進むよう学校間で話し合い、様々な準備をしています。また、新堀小では、「閉校記念事業実行委員会」を立ち上げ、閉校に向けてどんな事業を行っていくか協議しています。PTAでも、閉校記念イベントの実施に向けて臨時の総務委員会を重ねています。そして、先週の校長講話では、子どもたちにも「閉校までに新堀小のみんなでしたいこと」について考えてほしいと話しました。早速、5年生が一人で、2年生が全員で、校長室にアイディアを話しに来てくれました。今年度の重点を「『~したい』を育もう」として取り組んでいるので、とてもうれしかったです。子どもたちの願いの実現に向けてできる限り後押ししていきながら、閉校までの一日一日を大切に過ごしていきたいと考えております。

 関係の皆様方におかれましては、今後とも本校の教育活動にご理解とご協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。                   

                               令和8年9月の朝

                                                         

 

   



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